2011年7月15日、9時26分。

今朝の電話の様子で、エリコが二日酔いで苦しんでいることは容易に想像できた。

だから彼女に連絡する時間を見計らおうと思っていたのだけれど、そもそも、彼女は俺に電話をかけたことを覚えているかどうか疑問だった。

そこで、探りを入れるために1通だけメールを送ることにした。

夕べ(今朝?)俺に電話してきたの覚えてるか??

エリコから返信があったのはその数時間後だった。

Re:
いやホントすみませんでした(;つД`)ほんのり覚えてます(^_^;)
めっちゃ二日酔いです(笑)

以下は、その後の俺たちのメールのやり取りだ。

うん。
そーだろーなーと思った(笑)
今日は休み?
今日or明日、俺の仕事が終わった後、コーヒー飲みに付き合うかい?

Re:
今日お休みでしたヽ(・∀・)ノ
明日は20時まで仕事です(o・ω・)ノ))

それは20時すぎならOKってこと?
それともNG?

Re:
20時すぎならOKてこと(・ω・`=)ゞ

俺が彼女を誘ったのは社交辞令。
そしてエリコも「コーヒーを飲みに行くくらいなら社交辞令で付き合ってもいいかな?」と思っていたはずだ。

続く。