恋愛はゲームか?
まぁ、要するに、ゲームだとしても、ゲームではないとしても、そんなことはどっちだっていいだろ!
…ってコトだ!
物事には様々な見方、捉え方がある。
恋愛がゲームだという理由は、いくらでも見つかるだろう。
逆に、恋愛がゲームではない理由も、いくらでも見つけることができる。
恋愛をゲームだと捉えることで良い結果を得られると思うなら、そうすれば良い。
逆に、恋愛はゲームではないと捉えるほうがより良い結果を得られると考えるなら、そうすれば良い。
ポイントは、どういう考え方をすればお互いにとって利益になり、どういう選択をすれば自分たちにとってより良い結果を生むことができるのか、それを問い続け、自分なりの答えを模索し、見つけ、決断することにある。
俺は【机上の空論】が嫌いだ。
【象牙の塔】に籠ってあれこれ思い悩むよりも、現実の世界で、自らの理論を実践し、フィードバックを得て、そこから学び、新たな理論を築き上げていきたい。
理論→実践→学習→理論→実践→学習→理論→実践→学習…。
延々にこの繰り返し。成長の螺旋階段を登っていくプロセスだ。いつしか知識は知恵へと昇華し、生きた人生哲学となる。
物事の結果は、実践してみるまでわからない。
もし、仮にいま、自分の求めているモノが得られていないのであれば、自分は何か大きなミスを犯しているということだ。
その結果から学び、パラダイム(物事の捉え方、考え方、解釈の仕方)を見直し、自分を変えていく必要がある。
逆に、自分の求めているモノが既に得られているのであれば、概ね正しい思考、行動を選択できていると解釈できる。
その場合は、自分の理論をさらに飛躍、洗練、発展させていけば良い。
この一連の記事【恋愛はゲーム?】シリーズで俺が言いたかったのは、恋愛はすべてゲームだということではなく、ある状況の下では、恋愛をゲームだと捉えることにより、二人の関係をよりスムーズに進行させることができるということだった。
俺自身の実体験、経験、【成長の螺旋階段】のプロセス、本物の恋愛から生み出した知恵のひとつだ。
先日、バイオレットが、俺のバースデーを祝うために、早朝から俺の部屋にやって来た。
彼女はグラマーなボディラインを強調する黒いワンピース姿で、その上に薄いピンクのカーディガンを羽織り、襟元には大きなリボンが巻いてあった。
はじめ、彼女は何も言わず、無言のまま俺の部屋に入って来たが、挑発するような態度で俺の前に立ち、「欲しかったのはコレでしょ?」と、首に巻いてあるリボンをアピールした。それがバイオレットの第一声の挨拶だった。
最高のバースデー・プレゼントが俺の部屋に届いた。
数週間前、「誕生日のプレゼントは何が欲しい?」というバイオレットの質問に対し、「首にリボン巻いて俺のところに来てよ。それだけでいい」と答えた。
そのときの俺の要望にストレートに応えた、バイオレットらしい演出だ。
俺は希望どおり、首にリボンを巻いたバイオレットを手に入れた。
さらに数時間後。
彼女が「私たち、ドロドロの関係になっちゃうかと思ってた」と意味深な発言をした。
「どういうこと?」と俺が聞き返すと、バイオレットは「はじめは、泥沼の関係になると思ってたから。こんなにイイ感じに付き合えると思ってなかった。 私、今が一番幸せ」と答えた。
純粋に、俺はとても嬉しかった。
バイオレットは今の俺との関係に満足しているようだ。
俺たちの関係が始まってまだ間もない頃、この関係を維持するためには、あまりにも多くの障害があるように思えた。俺も、バイオレットでさえも、この恋愛関係が順調に進行していくとは思っていなかったし、どんな結果になるか、想像もできなかった。
実際、俺たちには3ヶ月以上もの冷却期間があり、二人の関係は既に終わってしまったと思ったこともあった。
しかし、二人の間に横たわる障害を乗り越える作業や、二人の間の溝を埋めるプロセスをゲームだと捉えることで、俺たちはうまい具合に難局を乗り越えてきた。…答えを導き出してこれた。
どんなゲームでも、自らプレイしてみるまで、その結果はわからない。
恋愛も、人生も、すべて同じだ。
やってみるまでわからない。
やってみるしかない。
やるしかない。
…なぁ、そうだろ?