今夜はパーティー!
Episode.1 「A Big Party Before Stéphane's Flight.」

最近開催された、三回のパーティーのことを書いていく。

一回目は、12月5日。
二回目は、昨日、12月13日。
そして三回目は、この記事を書いている現時点ではまだ開催されていないが、一週間後の12月22日になる。

一回目、12月5日のパーティーの主旨は、友人「ステファン」の送別会だ。

「ステファンがフランスへ帰る」

その一報をはじめて聞いたのは、先月、11月20日のことだった。

フランス人の彼、ステファンとはじめて出逢ったのは、今から二年前、2006年8月のことだ。以降、人懐っこい彼の誘いに俺が応えるかたちで、細く長く、交際を続けてきた。
大切な友人の一人だ。

日本での仕事が一段落付き、雇用契約が満了したことで、フリーになったステファン。その後も日本での仕事を探していたようだが、よい仕事が見つからなかったようで、彼は帰国を決意した。
そして、12月5日。帰国するのに先立ち、フライト前の盛大なパーティーが開催された。

以下は、数日前にステファン本人から送られてきたパーティーの招待状だ。

差出人:Stéphane Petit
日付:2008年12月1日 14:36:54:JST
件名:A big Party before my flight!

Hello Everyone,

Before I leave Japan, let's have a big party!!!

Important Informations:
Date: Friday 5th of December, from 7.30pm
Location: "Bloom Bar" Tsukuba city, Amakubo 1-5-3 (2F), next to the seven eleven.
Map: http://tinyurl.com/6czkfw
Style: Potluck, please bring some drinks and/or food to share with everyone. I will prepare some food and bring some drinks but since I cannot have an idea of the number of people comming, I won't be able to provide for everybody.
Note: the place is at the second floor of the building next to the conbini "seven eleven" (please have a look at the map from the above link), so it's easy to grab something on the way at the conbini just before comming for the busy ones.
Please forward this email to the people I might have forgotten in the list.

Less important info:
- you don't need to reply to me to tell me if you will come or not.
- you can come with your friends/family (only kind and funny people allowed 😉 )
- you can come from 7.30pm or later as we will be at the place for a long time (the place is rent for the evening/night).
- I might ask the people to smoke outside the place from 7.30pm to 10pm as there might be people with children.
- Please don't plan to cook on site, as there might be facilities to reheat but nothing specific to cook.
- if you have any question, don't hesitate to ask me... by mail or cellphone (090 xxxx xxxx).

HOPE TO SEE ALL OF YOU THERE ON FRIDAY!!!

Stephane

奇しくも、会場となるこの場所は、以前、別の友人が開催したパーティーで、「ディルノザ」という名の女性と出逢うなど、何かとエピソードが多い場所だ。

パーティー当日。
俺は時間よりも少し遅れて会場に到着した。

まずははじめに、主役であるステファンに挨拶を。

彼は言った。
「夏紀、俺はまだ日本にいる」と。

…どういうことだ?
隣に座っている友人「ニコラ」が含み笑いを浮かべている。

「フランスには帰らないのか?」と俺。
「まだ帰らない。日本で新しい仕事が見つかった」とステファン。

ちょっと待てよ。…ってことは、このパーティーは、「送別会」じゃなく…。

「就職祝いだ」とニコラが言った。

おお! それは良かった! 俺も嬉しい!
今夜も楽しいパーティーになりそうな予感がする。

時間の経過と共に、多くの参加者が会場に到着した。
部屋の中はもう満杯で、50名以上は集まってきているだろう。

MADONNA / Sorry

DJがマドンナのBGMが流しはじめたのをキッカケに、数人の黒人たちが音楽に合わせて踊りはじめた。パーティーは最高潮に盛り上がり、会場は一瞬にしてダンスフロアと化した。

ハッキリ言って、俺はダンスの心得もないし、自信もない。
人前で踊るのは恥ずかしいし、俺のダンスが、他人の目にどのように映るのか、もの凄く気になる。
きっと、俺と同じように、人前で歌ったり、踊ったりすることに抵抗を感じることがある人はかなり多いはずだ。
しかしこんなとき、最高に楽しむためには、「やってしまう」のが一番ベストな選択肢だと思う。

とりあえず、音楽に合わせて腰でも振って、周りのテンションに合わせて上半身をくねらせてればそれなりに格好がつくと思う。

酔っぱらって踊りまくっていた俺のもとへ、一人の女性が近づいてきた。

日本には、この状況を表現する最も的確な諺(ことわざ)が存在する。すなわち、、、

「飛んで火に入る夏の虫」


Confessions on a Dance Floor
Madonna
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おすすめ度の平均: 4.5

4 よく出来てる
5 このアルバムの本質はね
5 何かしながら。
4 曲はいいかも。
1 時は、急ぎ足。