3月17日、火曜日の出来事を記録しておこうと思う。

その日、俺は、翌日にマリアと逢う約束を取り付けるために、彼女にメールを送ることにした。

マリア、明日は何時ごろに仕事終わるの?

30分後に、彼女からの返信があった。

Date : 2009/3/17 17:24
From : マリア
Sublejt : およ。


明日は整骨院に行くから7時くらいかな?

このメールを受け取った時点で、明日、7時にマリアと逢うことが決定したも同然だった。
俺はさらに追い討ちをかけるメールを送った。

じゃあその後デートしようか♥?

直後に彼女から返信があった。

Date : 2009/3/17 17:28
From : マリア
Subject : じゃ


7時で!
デート!?デートかぁ(汗)

…こうして、俺はマリアと逢う約束を取り付けた。

さて。
マリアは明らかに、電話よりもメールのほうが好きなようで、俺たちはその後も何度かメールでのやりとりを繰り返し続けたが、途中、俺が送ったちょっと大胆なメールに対し、過剰に反応したマリアから返信されてきたものを掲載する。

Date : 2009/3/17 20:32
From : マリア
Subject : んん〜


いやじゃないよ('ー`*)
ちょっと警戒してるだけ☆☆

このメールに対し、俺が返信したものが以下だ。

うん。心配しなくても、ちゃんと襲ってあげるから大丈夫♥

俺は、彼女に送った一連のメールの中で、「俺は下心があるよ」という暗黙のメッセージを伝え、いざ「その時」になったときのために、あらかじめ心の準備をさせておこうという魂胆があった。

いくらヴァージンとはいえ、マリアは簡潔な文章の中に込められた俺の意図を読み取ることだろう。

直後にマリアが送ってきたものが以下。

Date : 2009/3/17 20:41
From : マリア
Sublect : ええぇぇ。


じ、じゃあ行か(け?)ない。。(・∀・;)

いちおう気持ちは乙女なんで。私。

女性を誘惑する際に致命的なミスを犯す多くの男性の場合、このような否定的なメッセージを受け取ると、慌てふためき、どうにか彼女の気を惹こうと必死になることだろう。
彼らは、「行かない」という言葉も、「行けない」という言葉も、所詮は建前だけの脆い言葉だということに気づいていない。

そして実際に、「押す」ことしかできない男性の必死な態度や過剰なアプローチは、女性にはマイナス要素として捉えられてしまうのだ。

つまり当然、上記のようなメールを受け取ったとしても、俺は彼女に対して何のフォローもしない。
放っておき、その点については一切触れず、話を先に進めてしまうのである。

まぁ、本音を語れば「本当に処女は面倒くさい」というのが俺も含めた男性陣、全員の意見だろうが…。

いずれにしても、明日のデートが楽しみだ。

マリア、26歳。
ロスト・ヴァージンの日は近い。

つづく。。。